川崎の某カードショップでのFNMドラフトです。今回のZZWはどんな感じになるのでしょうか。

<1パック目>
1手目:レアの「複製の儀式」をピック。アンコモン群に何があったかは忘れてしまいました。
2手目~4手目:「放牧の林鹿」が2枚取れたので、この時は青緑にして「放牧の林鹿」×2や「砕土」でゆっくりしのいで「複製の儀式」のキッカーまで繋げるデッキプランを立ててました。青緑はテンポが遅い上に除去がないので、このブロックでは一番嫌いな組み合わせなんですけどねw。
5手目~8手目:「風乗りの長魚」が2枚取れたので、こいつらに攻撃を任せることにしました。このカードも個人的に嫌いです。4マナ払ってようやく出したところを、1マナの除去で簡単に殺されるわけですからね。黒や赤のテンポデッキでこちらが押してる時に、相手がこれを出してくれるとかなりありがたかったりします。まぁそうは言っても青の中では主力なのでピック。

どの手順で取ったのか忘れましたが、その他に「マーフォークの海忍び」、「麻痺の掌握」、「広がりゆく海」、「鞭打ちの罠」などが取れたような気がします。

<2パック目>
1手目:緑は何があったか記憶になく、青には「天空のアジサシ」がいます。だが、青緑という除去ナシデッキの性質上、強力な生物はカットしていかないとマズいと思ったので、「カズールの大将軍」をカット。「天空のアジサシ」ぐらいならこれからも取れるかもしれないし、無ければ無いでどうにでもなると思いました。さらに「カズールの大将軍」は能力が強いのであって、「麻痺の掌握」じゃあどうすることもできないしね。そして

~1パック目時点で獲得した緑のカード~
●開拓地の先達
●放牧の林鹿×2

という状況だったので、この3枚しか取れてないなら、そこまで緑にこだわる必要も無いと思いました。流れ次第で緑と赤同盟者デッキの両方を見てピックしていこうと思いました。

2手目あたり:で「タクタクの唸り屋」を見逃して、青の何かを取った気がします。
3手目あたり:「タクタクの唸り屋」をピック
4手目あたり:カードの束の中には、まさかの「タクタクの唸り屋」&「高地の狂戦士」の同盟者セット。「高地の狂戦士」が帰ってくることに期待して「タクタクの唸り屋」をピック
その後も、緑は流れてくる気配があまり無く(というか個人的にゼンディカーパックの緑は良質のカード自体が他の色に比べてとても少ないイメージですがw)青と赤に寄ったピックになりました。2手目あたりで流した「タクタクの唸り屋」も4手目あたりで流した「高地の狂戦士」も無事に戻ってきたばかりではなく、「ムラーサの紅蓮術師」まで取れました。

~2パック目で獲得した赤のカード~
●タクタクの唸り屋×3
●ムラーサの紅蓮術師
●高地の狂戦士
●ゴブリンの廃墟飛ばし

~3パック目で獲得したカード~
●焼尽の猛火
●アクームの戦歌い
●タクタクの潰し屋
●呪文の歪曲
●巡礼者の目
●ヴァラクートのかぎ爪
●ゴブリンの荒くれ乗り etcetc

そんなこんなで以下のようなデッキになりました。

デッキ名:同盟者爆発デッキ(赤青)
<クリーチャー>15枚(うち同盟者8枚)
●アクームの戦歌い(同盟者)
●高地の狂戦士(同盟者)
●無謀な識者
●ゴブリンの廃墟飛ばし
●ゴブリンの荒くれ乗り
●巡礼者の目
●マーフォークの海忍び
●タクタクの潰し屋(同盟者)
●風乗りの長魚×2
●タクタクの唸り屋×3(同盟者)
●カズールの大将軍(同盟者)
●ムラーサの紅蓮術師(同盟者)

<スペル>8枚(うち1枚は実質的にクリーチャー枠)
●焼尽の猛火
●広がりゆく海
●呪文の歪曲
●麻痺の掌握×2
●召喚士の破滅
●複製の儀式
●鞭打ちの罠

<土地>
●島9枚
●山8枚

<サイド候補>
●永遠溢れの杯×2
●ヴァラクートのかぎ爪

<1回戦>vs黒単 2-0 ○○
1戦目:相手の土地が、沼4枚でストップ。だが、盤面には「崖の切り裂き魔」という脅威が…。順当に5枚目の土地を置いた僕は「タクタクの唸り屋」の連続召喚をスタート
5ターン目:「タクタクの唸り屋」を召喚。盤面はチャンプブロック要員の「巡礼者の目」と「タクタクの唸り屋」(3/3)。タクタク1体と「巡礼者の目」で攻撃。(「巡礼者の目」の攻撃は忘れてたかも)
6ターン目:「タクタクの唸り屋」を召喚。盤面はチャンプブロック要員の「巡礼者の目」と「タクタクの唸り屋」(3/3)、「タクタクの唸り屋」(4/4)。タクタク2体で攻撃。相手の返しターンでライフが6くらいしか無い僕は、「巡礼者の目」を「崖の切り裂き魔」のチャンプブロックに充てる。
7ターン目:7マナに到達したので、「タクタクの唸り屋」を召喚したあと、「アクームの戦歌い」を召喚。これには対戦相手も思わず苦笑い。そして私は思わずドヤ顔に…なってたかもしれないですね。盤面は「タクタクの唸り屋」(5/4)、「タクタクの唸り屋」(6/5)、「タクタクの唸り屋」(7/6)タクタク3体で攻撃。一番大きいのをチャンプされ、ここで相手のライフは3くらい。
僕のライフは6で、相手は土地が5枚あったので、もし、「見栄え損ない」を引かれたら、「アクームの戦歌い」を除去された上に、「崖の切り裂き魔」が6/6になって負けるんですが、そんなことはなく勝利。

2戦目:やはり相手の土地が4枚で止まってしまい、勝利。

<2回戦>vs赤青 1-2 ○××
相手のデッキは「風のゼンディコン」2枚、「破壊者のゼンディコン」1枚とふんだんにゼンディコンを入れている速攻デッキ。そして勿論、高マナのカードは少なくなっている良質ビートダウンデッキ。
1戦目:まさかの「冒険者の装具」2枚展開。これには流石の私も思わず苦笑い。なんとか1枚を「タクタクの潰し屋」で割り、押しつ押されつの攻防をするも、相手が「風のゼンディコン」付き土地に「冒険者の装具」を装備してターンを返してきた。上陸してるから、僕のライフ3には届く筈なのに…。どうやら僕のライフを勘違いなされていたようで、次のターンに僕の「風乗りの長魚」が上陸して相手はチャンプブロックせざるを得ず、そのまま勝ち。

2戦目:相手先攻の「風のゼンディコン」、「天空のアジサシ」の2枚による毎ターンの4点クロックは相当厳しいものがあったため、「複製の儀式」を妥協案で使い1体捌いたものの、すぐに2枚目の「風のゼンディコン」が装備され、ペース負けして死亡。「複製の儀式」は焦りだったか?

3戦目:お互いにグダグダした展開になったがこれがまずかった。相手の場には「ジュワー島のスフィンクス」が降臨。頑張ったけど勿論被覆はどうしようもなくて負け。

<3回戦>vs緑黒 2-0 ○○
ドラフトの(というよりマジックの)楽しみ方は人それぞれだ。僕は毎回、真剣に勝ちを目指しに行きつつも、普通の人が作らないような独特のデッキを作りドヤ顔をすることを楽しみにしている。なんというか、他の人でも作れるような普通のデッキ(それはそれですごく大切なんだけどね…)は他の人に任せるべきであって、別に僕みたいな変わり者かつひねくれ者が作らなくてもいいような気がするのだ。これは間違いなく、とある強豪プレイヤーさんが時々作る、恐ろしい強さを発揮しつつも個性的なデッキにすっかり魅せられてしまった影響だと思う。僕は、デッキに「勝つまでのルート」という名の一貫性があるなら、この環境でも3色だろうが4色だろうが平気で組む。(そんなわけで、「カルニの宝石」は僕の大のお気に入りだ)

一方で、強さはとりあえず置いといて、自分の好きな色を毎回ピックするという楽しみ方もある。ウチのサークルの先輩(今ではもうOBだが)にもそういう人がいるし、3回戦の相手の方もそういう人だ。この方は、本当に緑が好きで緑以外のデッキを組んでいるのを殆ど見たことが無い。

そんなわけで、今回もその方は緑デッキだった。僕の今週の運は本当に悪かったようで、例えば1回戦の1戦目と3回戦の1戦目に手札が全部土地でマリガンをしたりもした。キープしたハンドも非常にぬるく、土地を並べるだけの展開が続いた。ただ、相手のデッキも「領地のベイロス」からビートダウンがスタートする感じだったので、「呪文の歪曲」で捌き、「死の報い」で回収された「領地のベイロス」は「召喚士の破滅」で捌く。流石にその頃になると手札にクリーチャーが来ていて、出して殴って勝ちに行く。2回とも大体そんな感じでした。

僕はどの色も好きなので、自分なりに毎回強そうな流れを見てデッキを組むけど、そういうこだわりとか、勝ち負け以上に楽しむという気持ちは忘れたくない…。そう思った。少なくとも今のうちは、僕のレーティングは割と好調な推移を見せているので、これからは今まで以上に勝利することにこだわることになると思うけど、その中でも純粋にマジックを楽しむ気持ちはいつまでも持ち続けていようと思った1戦でした。

結果は、2回戦で負けての2勝1敗であるにも関わらず、所謂「オポ差」というヤツで(どうやって算出するのかが未だによくわからないのだが)まさかの2位。「ソリン=マルコフ」、「磁石のゴーレム」等を獲得しました。

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